青いブレスレット-Second-
「…ごめん」


また謝られる。



「酔ってたからって、色々その…変なことしてごめんなさい」



やっぱり水原くんは顔が真っ赤だ。


なんだか可愛くて笑ってしまった。



「…何笑ってるの?」

「なんか可愛くて」

「…嫌じゃなかった?」



…嫌なわけないのに。


恥ずかしかったけど、水原くんなら嫌じゃないよ。



「今度は、酔ってないときにしたいね」



そう言って、水原くんにそっとキスした。



すると、手を引かれて、わたしも無理やり横になる。



「!?」

「やめて。そういうこと言われると、歯止め聞かなくなっちゃうから…」



身体を密着させてると、水原くんの鼓動が聞こえてくる。


…速い。



わたしまで鼓動が早くなってくる。
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