青いブレスレット-Second-
「あたしたち、透は紗奈ちゃんのこと別に好きじゃないのに付き合ってると思い込んでたの。…あたしたちの時みたいに」
…え?
「だから、紗奈ちゃんが透と付き合ってるのが悔しくて。あたしたちだって負けてない、一度は付き合ったんだからって思って、邪魔したつもりだった。だけど…」
ひなのちゃんは少し黙って、また口を開く。
「…紗奈ちゃんには勝てないなって思った」
ひなのちゃんが悲しそうに笑う。
「え!?なんで!?わたしなんかより二人の方がずっと可愛いのに!?」
思わず聞いてしまう。
二人は驚いた顔をして、一瞬見つめ合って、吹き出した。
「あはは、紗奈ちゃんは面白いね」
七海ちゃんが笑う。
「あたし、あんな透初めて見たよ。彼女が飲まされそうになったら自分が身代わりになったり、彼女が離れようとすると手を掴んで止めたり。あと…彼女が他の男の子と話してると不機嫌になったり?」
え?水原くんが……?
わたしが他の男の子と話してる時、不機嫌になってたの?
「それにね、透と一緒にいるときの紗奈ちゃんは嬉しそうで楽しそうで、すごく可愛いなって思った。だから、あたしたちは勝てないなって思ったの」
自分では意識したことなかった。
でも、水原くんといる時のわたしは、そんなに嬉しそうで楽しそうに見えるの?
ちょっと恥ずかしくなって、顔が熱くなった。
…え?
「だから、紗奈ちゃんが透と付き合ってるのが悔しくて。あたしたちだって負けてない、一度は付き合ったんだからって思って、邪魔したつもりだった。だけど…」
ひなのちゃんは少し黙って、また口を開く。
「…紗奈ちゃんには勝てないなって思った」
ひなのちゃんが悲しそうに笑う。
「え!?なんで!?わたしなんかより二人の方がずっと可愛いのに!?」
思わず聞いてしまう。
二人は驚いた顔をして、一瞬見つめ合って、吹き出した。
「あはは、紗奈ちゃんは面白いね」
七海ちゃんが笑う。
「あたし、あんな透初めて見たよ。彼女が飲まされそうになったら自分が身代わりになったり、彼女が離れようとすると手を掴んで止めたり。あと…彼女が他の男の子と話してると不機嫌になったり?」
え?水原くんが……?
わたしが他の男の子と話してる時、不機嫌になってたの?
「それにね、透と一緒にいるときの紗奈ちゃんは嬉しそうで楽しそうで、すごく可愛いなって思った。だから、あたしたちは勝てないなって思ったの」
自分では意識したことなかった。
でも、水原くんといる時のわたしは、そんなに嬉しそうで楽しそうに見えるの?
ちょっと恥ずかしくなって、顔が熱くなった。