青いブレスレット-Second-
「…水原くん」


「な、なに?」



あ、水原くん、動揺してる。




「七海ちゃんって、本当にただの中学の同級生?」

「そうだよ」

「………本当に?」



水原くんをじっと見た。


すると、水原くんは観念したような顔をする。




「………ごめん、嘘」



嘘?

じゃあ、ほんとは……?



「じゃあ、どういう関係?」



水原くんは少し間を空けて、答えた。




「中学のころ、付き合ってた」


< 8 / 76 >

この作品をシェア

pagetop