これはとても、小さな恋。
「あらら〜?さあやさんが熱い視線を翠くんに送っていますね〜?もしや、翠くんが好きなのかしらぁ?」
さ、坂山くん…!
「そ…そんなこと……」
坂山くんの言葉に、他の男子が集まってくる。
「えっ?磯山って翠が好きなの?」
「どこが好きなの〜⁇」
や、やだ…。
みんなに翠くんが好きだってバレたくない‼︎‼︎
「べつに翠くんなんて好きじゃないもんっ…!」
「おい坂山!何やってんだよ。さあや嫌がってるだろ」
すかさず助けてくれた翠くん。