203号室
私と未早は返事をしてそれぞれのすることをする。
私は走って大谷さんと和樹のいる『203号室』まで行く。
すると行く途中に変態で有名な石川進先生に会う。
すぐ人のお尻を触ってきたりセクハラな発言をしてくるのでいろんな人から嫌われている…と悪口言っている場合じゃない!実はこの先生、手術の腕前はこの病院1なのだ。


「石川先生!!」
「どうしたの?香ちゃん?先生に抱いてもらいたいって?よーし今すぐ…」
「真面目に聞いて下さい!!『203号室』の大谷さんが大変なんです!!」


『203号室』という言葉が出たとたん、石川先生の顔が急に引きつった。

「またか…」


また?…やっぱりあの部屋には何かあるのだろうか…?
すると先にベッドを『203号室』まで持ってきていた未早の悲鳴があがった。


「きゃああぁぁぁぁぁっっっッッ!!!!!!!!」

「!未早!!」


私は先生に一礼して『203号室』に向かって走った。


「未早!!和樹!!大谷さんはっ………っ!!」


そこにはお腹を切られ血を抜かれた大谷さんの体がベッドに横たわってた。
ベッドの下には垂れた血液が天井に向かって何かが這ったように跡が残っていた。
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