わたしの彼氏
「まぁぁあゆぅぅう〜!!」

教室に入った途端、
親友の裕美が私に抱きついた。

「もう!倒れるとこだったよ!
でも、裕美だから許しちゃう〜」

本当に倒れるところだったけど
裕美はとても可愛い。大好き!!
なので、大体のことはすぐ許してしまう。

「裕美だから許しちゃうって麻結本当に可愛いな〜」

裕美はそう言いながら私の頭を撫でた。

「毎回言ってるけど、可愛いのは裕美だからね!?」

そんな毎回の様に繰り返される茶番をしていたら案の定、由宇が止めに入った。

「おい、麻結は俺のなんだけど??」

「は?麻結は裕美にとって可愛い可愛い親友なんですけど??」

「もう!やめてよ!私は彼氏として由宇のこと大好きだし、親友として裕美のこと大好きだから!言い合いはやめよ…?」

「…ちっ、麻結が言うなら仕方ねえな。」

「ふんっ、可愛い可愛い親友ちゃんが言うなら仕方がないわね。」

やっと収まった…。
いつもこうして私が止めに入んないと
この二人はいつまでも言い合ってるから
止める側としては大変だよ…(>д<;)

そんなこんなしている内に授業も始まり
ぽけーっとしていたり
由宇、裕美と話していたら
あっという間に授業が終わってしまった。
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