ディスオーダーⅡ【短編集】
「正解!じゃあ、第2問!」
それからというもの、天使は次々と僕に質問を投げ掛けてきた。僕自身のこと、簡単な内容のこと、少し考えなければ思い出せないような内容のこと……。
でも、さすがは僕。間違うことなく、次々と正解していった。
――しかし、この無限にも思える質問に、終わりはあるのだろうか?いつ終わるんだろうか?
そんなことを考えている最中だった……天使の目が、スッと細められる。
「第●●問! ――君は、目の前に吊り下げられている彼女に、死んでほしいと思っている?」
「……え?」
天使は、何を……言っているんだ?
僕が彼女に死んでほしいと思っている?僕と彼女は長年も付き合っている恋人同士だぞ?死んでほしいだなんて……そんな……そんな、ことは……。
天使が不適に笑うのを、僕は見逃さなかった。
「第●●問!ぶっちゃけ、この質問地獄はいつまで続くんだよ? 彼女なんてもうどうでもいいから早く終わってくれ!……と思っている?」
「そんな……わけ……」
「第●●問!だいたい、どうして僕がこんな目に?早く家に返ってお風呂に入って眠りたい!……と思っている?」
「……」
怒涛の質問責めに、僕は言葉を失う。
それからというもの、天使は次々と僕に質問を投げ掛けてきた。僕自身のこと、簡単な内容のこと、少し考えなければ思い出せないような内容のこと……。
でも、さすがは僕。間違うことなく、次々と正解していった。
――しかし、この無限にも思える質問に、終わりはあるのだろうか?いつ終わるんだろうか?
そんなことを考えている最中だった……天使の目が、スッと細められる。
「第●●問! ――君は、目の前に吊り下げられている彼女に、死んでほしいと思っている?」
「……え?」
天使は、何を……言っているんだ?
僕が彼女に死んでほしいと思っている?僕と彼女は長年も付き合っている恋人同士だぞ?死んでほしいだなんて……そんな……そんな、ことは……。
天使が不適に笑うのを、僕は見逃さなかった。
「第●●問!ぶっちゃけ、この質問地獄はいつまで続くんだよ? 彼女なんてもうどうでもいいから早く終わってくれ!……と思っている?」
「そんな……わけ……」
「第●●問!だいたい、どうして僕がこんな目に?早く家に返ってお風呂に入って眠りたい!……と思っている?」
「……」
怒涛の質問責めに、僕は言葉を失う。