without you
「なるほどなぁ。確かにおまえなら、俺の仕事のスケジュール管理はできるだろうと俺が思うほど、おまえが言ったことには説得力があった。人には向き不向きってのがあるが、デキるヤツは、どんなジャンルでもある程度デキるもんだ。だから俺は、この仕事の応募に対して―――どんな仕事に対してもだが―――経験や年齢、性別問わずにした。木戸」
「はい?」

私は、社長からテーブル越しに、1枚のA4用紙を受け取った。

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