without you
「時差ボケは治りましたか?」
「大方。それより腹減った」
「だと思ったので用意してきました。キッチンお借りします」

「うおーっ!」とか何とか、喜びの雄叫びを上げている社長の声を後ろに聞きながら、私はバッグからお弁当を取り出すと、「社長部屋」と呼んでいる、その部屋へと歩いて行った。


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