without you
でも!
もしこの部分を取って、武器として使っていれば、壊れたこともすぐ気づいたはず。
って、そんなの誰でも気づくでしょ!

なんて、しょうもないことを考えながら、自分で自分にツッコミを入れていた最中。
常に開いているドアから、「おはよー」という低い声が聞こえたので、私は慌てて笑みを引っこめると、椅子から立ち上がって、社長の声がした方へ歩いて行った。

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