without you
「・・・ここは“ナラ”じゃなくて、“エド”です」
「あぁ?じゃーここは。“ラッキョウ”じゃねーの?」
「“ドビンムシ”、ですね」
「なんだそれ」
「料理の一種です。それに後が続かないから、“ラッキョウ”じゃないですよ。ほらここ。“ムロマチ”でしょ」
「知らん」
と言った後、英語とおぼしき言葉でブツブツ呟いている久遠社長は、日本語はもちろん、英語も堪能で、他にもドイツ語、フランス語、イタリア語、広東語も流暢に話せる。
日本語だけでいっぱいいっぱいな私から見たら、6か国語をペラペラ話せる社長ってすごいと思ってしまうのは、しょうがないことだ。
でも、「母方の祖母がアメリカ人」で、「父親の仕事の関係で海外生活が長かった」という社長は、「日本の歴史がイマイチ分からん」ということで、趣味のクロスワードパズルで、「日本の歴史の勉強をしている」というわけだ。
でも。
「室町時代」を知らなくても、会社の経営に支障はないもんね・・・。
「あぁ?じゃーここは。“ラッキョウ”じゃねーの?」
「“ドビンムシ”、ですね」
「なんだそれ」
「料理の一種です。それに後が続かないから、“ラッキョウ”じゃないですよ。ほらここ。“ムロマチ”でしょ」
「知らん」
と言った後、英語とおぼしき言葉でブツブツ呟いている久遠社長は、日本語はもちろん、英語も堪能で、他にもドイツ語、フランス語、イタリア語、広東語も流暢に話せる。
日本語だけでいっぱいいっぱいな私から見たら、6か国語をペラペラ話せる社長ってすごいと思ってしまうのは、しょうがないことだ。
でも、「母方の祖母がアメリカ人」で、「父親の仕事の関係で海外生活が長かった」という社長は、「日本の歴史がイマイチ分からん」ということで、趣味のクロスワードパズルで、「日本の歴史の勉強をしている」というわけだ。
でも。
「室町時代」を知らなくても、会社の経営に支障はないもんね・・・。