without you
次に私は、リビングのカーテンを1センチほど開けながら、外の様子をチェックした。
元旦の朝6時の空は、薄暗い。
でも、不審な車や人影は、どこにも見当たらない。
ということは、誰も私を見張ってない。

やっと安堵した私は、フゥと息を吐きながら、カーテンを開けた。
シャッという軽快な音が、静かな部屋に鳴り響く。

どっちにしても、新年早々、嫌な夢を見た。

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