without you
「今日は東京で仕事?」
「うん。出版社の人と打ち合わせ。せっかく東京に来たんだから、こっちに住んでるお友だちにも会うんだー。って、なんかおのぼりさんみたいな言い方してるし、私」と言ってクスッと笑った後、「純世さんとは行き違いになっちゃった」と寂しげな顔で、トモちゃんは言った。
「あ、そうだね」
「香港だからねぇ、ついて行きたかったんだけど。こういう理由で打ち合わせを他の日にしてもらうのも、編集さんに迷惑かけちゃうし」
「トモちゃん、香港好きなんだよね」
「好き!ハワイも好き!それより、普段純世さんとあんまり一緒にいられないでしょ?だから」
「あぁ、なるほど・・・」
久遠社長は、国内で仕事をしているときより、海外へ行ってる方が、より多くのスケジュール余白を持たせているので、返って一緒に過ごせるかもしれない。
「うん。出版社の人と打ち合わせ。せっかく東京に来たんだから、こっちに住んでるお友だちにも会うんだー。って、なんかおのぼりさんみたいな言い方してるし、私」と言ってクスッと笑った後、「純世さんとは行き違いになっちゃった」と寂しげな顔で、トモちゃんは言った。
「あ、そうだね」
「香港だからねぇ、ついて行きたかったんだけど。こういう理由で打ち合わせを他の日にしてもらうのも、編集さんに迷惑かけちゃうし」
「トモちゃん、香港好きなんだよね」
「好き!ハワイも好き!それより、普段純世さんとあんまり一緒にいられないでしょ?だから」
「あぁ、なるほど・・・」
久遠社長は、国内で仕事をしているときより、海外へ行ってる方が、より多くのスケジュール余白を持たせているので、返って一緒に過ごせるかもしれない。