without you
32 (久遠純世視点)
俺の意地悪と、木戸の意地。
先に落ちたのは木戸の方だった。
本気でこいつが嫌がってたら、もちろん強引に誘うことはしなかったが。

あぁ、大事なミッションを一つ終えたような達成感と疲労感が、一気に俺に押し寄せてくる。
今夜の酒は、きっと美味いだろう。

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