without you
「よーし!今夜は食べて飲むぞー!」
「あ」
「なんだ木戸」
「お金、おろしてこないと。手持ちがそんなにない・・」
「なぁに言ってんだよ木戸さ~ん。誘ったのは俺らの方なんだから、今日は純世のおごりに決まってんでしょー?」
「そーそー。隆三の言うとおりだ。支払いのことは気にしなくていいから、フグたくさん食べて、たくさん酒飲もうぜ」
「・・・ではお言葉に甘えて。ごちそうになります」
「木戸はそれで良し。隆三、おまえは自分で払えよ」
「おーい」
「冗談だって」
「半分マジだったろ」
「4分の1な」
「相変わらず仲いいんですね」と言う木戸の顔は、控えめに笑ってるように見える。
それに「お言葉に“甘えて”」とか・・・木戸らしくねえ言葉まで使ってきた。
つまりこいつは、フグ食べるのを楽しみにしてるってことだ。
「あ」
「なんだ木戸」
「お金、おろしてこないと。手持ちがそんなにない・・」
「なぁに言ってんだよ木戸さ~ん。誘ったのは俺らの方なんだから、今日は純世のおごりに決まってんでしょー?」
「そーそー。隆三の言うとおりだ。支払いのことは気にしなくていいから、フグたくさん食べて、たくさん酒飲もうぜ」
「・・・ではお言葉に甘えて。ごちそうになります」
「木戸はそれで良し。隆三、おまえは自分で払えよ」
「おーい」
「冗談だって」
「半分マジだったろ」
「4分の1な」
「相変わらず仲いいんですね」と言う木戸の顔は、控えめに笑ってるように見える。
それに「お言葉に“甘えて”」とか・・・木戸らしくねえ言葉まで使ってきた。
つまりこいつは、フグ食べるのを楽しみにしてるってことだ。