without you
「これ・・・」
「Hedgehog(ヘッジホッグ)。ハリネズミだ」
「あぁ、それで」
さっき社長は私のことを、「ミス・ヘッジホッグ」と呼んだのか。
私は、黒くつぶらなハリネズミの瞳を見ながら、無意識に柔らかい毛をなでていた。
どうしても顔が、自然にほころんでしまう・・・。
「なっ?おまえに似てんだろ?」
「・・・社長」
「ん?」
「私・・・こんなに可愛くないですよ」
「あぁ?何言ってんだよ。おまえは愛らしいぞ。これみたいに」
「えっ」
“愛らしい”って・・・“可愛い”よりも、リアル。
「Hedgehog(ヘッジホッグ)。ハリネズミだ」
「あぁ、それで」
さっき社長は私のことを、「ミス・ヘッジホッグ」と呼んだのか。
私は、黒くつぶらなハリネズミの瞳を見ながら、無意識に柔らかい毛をなでていた。
どうしても顔が、自然にほころんでしまう・・・。
「なっ?おまえに似てんだろ?」
「・・・社長」
「ん?」
「私・・・こんなに可愛くないですよ」
「あぁ?何言ってんだよ。おまえは愛らしいぞ。これみたいに」
「えっ」
“愛らしい”って・・・“可愛い”よりも、リアル。