without you
結局、何を食べたいか考えてなかった私は、「寿司食べに行こうか」という社長の提案に、即従った。
そして今、私はとあるお寿司屋さんのカウンター席に座って、美味しい握り寿司を食べている。
隣には、私の好きな人である久遠社長がいて、私の好きな食べ物の一つであるお寿司を一緒に食べて。
その久遠社長に、誕生日のお祝いをしてもらって。
そんな今の状況、全てが、私にとっては、信じられないような現実だ。
嬉しい。けど・・・ドキドキしてる。
社長にとっては、特別深い意味なんてないのに。
カウンター席には、私たちの他に2人座っている。
私たちより数席離れたところに座っているその男女は、私よりも久遠社長に近い年齢に見える。
男性が何か言って、女性が笑っている声が聞こえた。
それにつられるように、私は、数席離れた右隣の彼らの方へ、視線を向けた。
社長と私は、彼らのような、仲が良い恋人同士には見えないだろうな。
と思うと、ちょっとだけ残念な気がした。
少しくらい夢見ても・・・やっぱりダメだよね。
そして今、私はとあるお寿司屋さんのカウンター席に座って、美味しい握り寿司を食べている。
隣には、私の好きな人である久遠社長がいて、私の好きな食べ物の一つであるお寿司を一緒に食べて。
その久遠社長に、誕生日のお祝いをしてもらって。
そんな今の状況、全てが、私にとっては、信じられないような現実だ。
嬉しい。けど・・・ドキドキしてる。
社長にとっては、特別深い意味なんてないのに。
カウンター席には、私たちの他に2人座っている。
私たちより数席離れたところに座っているその男女は、私よりも久遠社長に近い年齢に見える。
男性が何か言って、女性が笑っている声が聞こえた。
それにつられるように、私は、数席離れた右隣の彼らの方へ、視線を向けた。
社長と私は、彼らのような、仲が良い恋人同士には見えないだろうな。
と思うと、ちょっとだけ残念な気がした。
少しくらい夢見ても・・・やっぱりダメだよね。