without you
「おまえのご両親は無事だ。さっきテラさんから電話あった」
「えっ・・・。そぅですか。よかった・・・」
「あいつは今、どこにいるかは分からない。おまえんちにもまだ姿現してねえ。だが、あいつがご両親に接触した様子はないって。それから、二人はまだ同じところに住んでるし、電話番号も変えてなかった」
「そうですか・・・」
「今すぐご両親に会いに行きたい気持ちはよく分かるが、あいつの居所がハッキリつかめるまで、もう少し待ってくれ。今は連絡も控えてほしい。二人にはおまえが無事だと伝えてるから」と社長に言われた私は、2・3度頷いて応えた。
嬉しくて、ホッとして、今にも涙が出そうだったから。でも・・・。
「えっ・・・。そぅですか。よかった・・・」
「あいつは今、どこにいるかは分からない。おまえんちにもまだ姿現してねえ。だが、あいつがご両親に接触した様子はないって。それから、二人はまだ同じところに住んでるし、電話番号も変えてなかった」
「そうですか・・・」
「今すぐご両親に会いに行きたい気持ちはよく分かるが、あいつの居所がハッキリつかめるまで、もう少し待ってくれ。今は連絡も控えてほしい。二人にはおまえが無事だと伝えてるから」と社長に言われた私は、2・3度頷いて応えた。
嬉しくて、ホッとして、今にも涙が出そうだったから。でも・・・。