without you
「・・・結局、何度か説得を試みたけど、お姉ちゃんは妬んでるだけだ、私たちが純粋に好き合ってつき合ってるとは思えないのか、ひどい被害妄想だと妹は言って。最後はもう、“お姉ちゃんと話すことなんかない”って・・・思いっきり嫌われて、会うことも拒否されました。両親は・・・さくらのことはそっとしておいてあげなさいって。私の言うことを信じてくれなかった。ああいう、酷い騙し討ちをするような人が、現実にいるわけないと。想像すらできなかったようです」
「おまえ、あいつとつき合ってた頃、両親に会わせたり、あっちの親に会いに行ったりしなかったのか」
「してません。あいつとつき合ったのは半年くらいだったし。少なくとも私は、あいつと結婚する気には全然なれなかったから」
「最悪の男だな」
「おまえ、あいつとつき合ってた頃、両親に会わせたり、あっちの親に会いに行ったりしなかったのか」
「してません。あいつとつき合ったのは半年くらいだったし。少なくとも私は、あいつと結婚する気には全然なれなかったから」
「最悪の男だな」