without you
51
パチッと目が覚めた私は、隣にいる久遠社長を見ただけで、ガバッとベッドから起きることはしなかった。
なぜなら、彼はまだ、眠っていたから。
純世さん・・・。
私は、彼を起こさないように、そーっとベッドから降りると、道しるべのように床に散らばり落ちている、自分のシャツや下着を拾って、寝室を出た。
なぜなら、彼はまだ、眠っていたから。
純世さん・・・。
私は、彼を起こさないように、そーっとベッドから降りると、道しるべのように床に散らばり落ちている、自分のシャツや下着を拾って、寝室を出た。