without you
『冗談だよ。ただし半分』
『・・・もう。それより。本当に、クロスワードしたいんですか』
『してもしなくても、どっちでもいい。おまえがそばにいてくれれば、それだけで俺は十分だ』
『そうですか。じゃ・・クロスワードは後で。たぶん明日。今は、このまま。部屋を明るくしないで、ベッドに寝ていたいから。純世さん。もしクロスワードしたくなったら、悪いけど他の部屋で』
『しねえよ。俺は、おまえと一緒にいる。いたいんだ。眠くなったら寝ていいんだぞ。俺はここにいる。ずっと。だからおまえは安心して寝ろ・・・』

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