without you
・・・向かいに立ってるこの人が、元カレ(あいつ)じゃないことは、その人が傘をさしていても一目で分かる。
それでも私は、警戒心をむき出しにしてると自分でも分かるくらいに、その見ず知らずの中年男性を睨みつけていた。

もしここに社長がいたら、「やめなさい」とたしなめられていたかもしれないくらい、思いっきり。

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