こんなのきっとおかしい!
「 舞雪子はいいよね!いつでも会えるんだから!うらやましいよ。」
「 でも凜音。私の立場だったらって考えてみてよ!自分だけ何の取り柄もないのは虚しいぞ。」
いや、ほんとに。考えてみてほしいな。
「 んー。確かにそれはそうかもしれないけど、いつでも話せるならやっぱ、いいかなー!」
なんだこの子。
ほんとにうちの妹のどこがいいんだかねー。
────キーンコーンカーンコーン
教室に入ってすぐ朝のHRのチャイムが鳴った。
あー、1日が始まった。