こんなのきっとおかしい!


「 舞雪子はいいよね!いつでも会えるんだから!うらやましいよ。」


「 でも凜音。私の立場だったらって考えてみてよ!自分だけ何の取り柄もないのは虚しいぞ。」

いや、ほんとに。考えてみてほしいな。


「 んー。確かにそれはそうかもしれないけど、いつでも話せるならやっぱ、いいかなー!」


なんだこの子。
ほんとにうちの妹のどこがいいんだかねー。

────キーンコーンカーンコーン
教室に入ってすぐ朝のHRのチャイムが鳴った。


あー、1日が始まった。


< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop