お前が好きなんだ…。
… … …
「唯にはこんな感じの髪飾りがいいんじゃないかな?」
「わぁー!可愛いねこれ!」
「いや、でもこっちのが唯には似合うかな…?」
花は思いのほか真剣に選んでくれた。
「ねぇ花。私のばっかじゃなくて自分の選んでもいいんだよ?」
「大丈夫!私はもう選んだから」
「え⁉︎早いね!」
「ふふふ、それに唯は今年も秀と行くんでしょ?ならとびっきり可愛いやつ選ばなきゃね!」
「…え?」
「え?じゃないよっ!知ってるんだから。唯が秀のこと好きなことくらい。親友なめんなって!」
うそうそうそ!ばれてたのー⁉︎
「私ってそんなにわかりやすいかな⁉︎」
「まぁわかりやすいよね〜。でも秀は気づいてないから。あいつは鈍感だよね〜」
秀には気づかれてないのか
「よかったぁー」