魂‐soul‐
時は刻々と過ぎていき残り五分にさしかかった。
あれから何度も武流を盗み見た。
その度に目が合う。
つまり向こうもこちらを見ているのだ。
アイコンタクトを図ろうとしているように思えた。
明らかに武流はなにかを伝えようとしている。
そもそもこの鬼ごっこを提案したのも武流だ。
もしかたら理由があったのではないか。
鬼の朔馬が雅を追いかけ回しているので、湊はそっと武流に近づいた。
「武流、何か言いたいことあるんちゃう?」
「いや…何もない」
「けど」
あれから何度も武流を盗み見た。
その度に目が合う。
つまり向こうもこちらを見ているのだ。
アイコンタクトを図ろうとしているように思えた。
明らかに武流はなにかを伝えようとしている。
そもそもこの鬼ごっこを提案したのも武流だ。
もしかたら理由があったのではないか。
鬼の朔馬が雅を追いかけ回しているので、湊はそっと武流に近づいた。
「武流、何か言いたいことあるんちゃう?」
「いや…何もない」
「けど」