魂‐soul‐
雅は手を叩いて再び注目を自分の元へ戻させた。
「約束通り、武流君の魂と交換してあげる。でもいいのかい?彼の言った通り、そのまま湊君の父親としてその中に入ったまま一生を過ごしてもいいんだよ」
「いや、約束通りでいい」
悟は間髪を入れずに答えた。
すると雅は人の魂を入れ替えるカプセルに近寄ってスイッチを押した。
無音でカプセルが開くと中の椅子に小さな透明の箱が置いてある。
「これが武流君本人の魂だよ」
中で白濁色の魂が一つ、行くべきところが分からないかのように彷徨っていた。
「約束通り、武流君の魂と交換してあげる。でもいいのかい?彼の言った通り、そのまま湊君の父親としてその中に入ったまま一生を過ごしてもいいんだよ」
「いや、約束通りでいい」
悟は間髪を入れずに答えた。
すると雅は人の魂を入れ替えるカプセルに近寄ってスイッチを押した。
無音でカプセルが開くと中の椅子に小さな透明の箱が置いてある。
「これが武流君本人の魂だよ」
中で白濁色の魂が一つ、行くべきところが分からないかのように彷徨っていた。