魂‐soul‐
それよりも湊の中では自分達がクリアしたゲームを雅はできなかった、その事実の方が信じ難かった。

魂は管を通り終え、湊達の傍に出てきた。

それはふわふわと浮かび上がり、やがて水が蒸発するかのように消えた。
 
「終わったな…」
 
朔馬がぽつりと呟いた。
 

「あぁ…」



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