魂‐soul‐
そして外へ出て行ったかと思うと、次々に姿を消した。

「すげー…雲みたい」

武流と雅を運び終えた朔馬は空を仰いだ。

「朔馬!こっち来て運ぶの手伝って」

湊が窓から顔を出して叫んだ。

数十分後、槙人達を運び終えた湊と朔馬は雅の横に並べて追悼した。


「次はこれだ…」


湊は父親の魂が入ったケースを出した。

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