魂‐soul‐
「さぁ、帰りましょう」

沙希に連れられて、湊は自分の家に帰った……。

翌日。

新聞では四人の遺体が見つかったと報じられていた。

もちろんそれは、雅達。

学校では緊急朝礼が開かれ、雅への追悼が行われた。

生徒の多くが葬式に参列した。

湊と朔馬もその内の一人だ。

武流はというと、あの出来事の記憶は残っていないが、湊達と仲が良かったことは残っているらしい。

何も知らないまま湊と朔馬と行動を共にしている。
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