魂‐soul‐
「とりあえずインターホン押してみる?」
湊の提案に賛成はするものの、誰も押そうとはしなかった。
「雅先輩押してくださいよ」
武流が雅の肩をつついた。
「ヤだよ。もし鬼婆とか出てきたらどうするの。真っ先に捕まっちゃうじゃん」
真顔そう言うと一歩下がり逃走体勢をとった。
「俺が押すわ」
湊は息を吸い込み一気にインターホンを押した。
ピンポーーン
押してすぐに湊も後ろへ退いた。
緊張した面持ちで四人は玄関を見つめていたが、何も起こらない。
「ほら、誰もいないって」
ほっと肩の力が抜けた武流は三人を促し、一刻も早く去ろうとしていた。
湊の提案に賛成はするものの、誰も押そうとはしなかった。
「雅先輩押してくださいよ」
武流が雅の肩をつついた。
「ヤだよ。もし鬼婆とか出てきたらどうするの。真っ先に捕まっちゃうじゃん」
真顔そう言うと一歩下がり逃走体勢をとった。
「俺が押すわ」
湊は息を吸い込み一気にインターホンを押した。
ピンポーーン
押してすぐに湊も後ろへ退いた。
緊張した面持ちで四人は玄関を見つめていたが、何も起こらない。
「ほら、誰もいないって」
ほっと肩の力が抜けた武流は三人を促し、一刻も早く去ろうとしていた。