魂‐soul‐
「当たりのスイッチの色は明るいか、暗いか」
 
『っ……あ、明るい』
 
一瞬詰まった秋人の答えを聞き、湊は口の端を上げた。
 
「正解は、コレや」
 
湊は迷わず「銀」のスイッチを押した。

すると期待していた通り扉の鍵がカチャリと開いた。

安堵し、笑いながら扉を出ようとしたときスピーカーから秋人の怒鳴り声が響いた。
 
『何で分かった!』
 
「簡単や。お前は答えに即答できへんかったやろ?それが答えや」
 
『…?どういうこと?』
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