魂‐soul‐
一般家庭のリビングを思わせるようなテーブルやソファが置かれている。

テレビも備え付けられていて一瞬友達の家にお邪魔している感覚に陥った。

花模様のクロスが敷かれたテーブルの上には、また紙が乗っていた。
 
「なになに?」
 
湊は手に取って内容を口に出して読んだ。
 
「おめでとう。正解の扉を開いた君達はゲーム終了までこの部屋で寛いでいてくれ」
 
活字を読み終えるとそれを元の位置に戻した。

「こっちが正解やってんな」
 
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