俺様な狼上司に迫られて!
急な出来事に
俺は頭を掻きながら
頭を悩ませていた。
…とりあえず、サユリからの許可は降りたんだ
後はあいつらと日程を調整すればいいんだが…
(…気が進まねェわ…。)
その理由は簡単。
---俺の家族は、面倒くさい。
親父は堅苦しいし
お袋は意地悪だし
姉貴も…性格が悪い。
(女に好印象が無かったのは
ほぼ、いや全てこの女2人のせいだしな。)
と、俺は昔のことを思い出しながら
舌打ちをする。
…この中にサユリを連れて行くなんて
そりゃ気が進まないに決まってるだろ。
(…できることなら永遠に合わせなくなかったが…。)
血の繋がりがある以上、そうもいかない。
「……はぁ…。」
あぁー…気が重い。