俺様な狼上司に迫られて!
「おーい、サユリー。」
「? はーい!」
そんな時に
急に脱衣所の方から呼ばれ
私は何だろう、とそちらに向かう。
---ガチャッ
「律樹?どうし-----っ?!」
「ばぁーか。引っかかったな。」
そう悪戯にケラケラ笑う彼。
ドアを開けるや否や
腰にタオルを巻いただけの状態の彼に
抱き込まれる。
(え、え?!ちょ、こんなんほぼ裸…!!)
と
私が顔を赤くしながらもがくも
彼は私を離す気がないらしく
抱きしめたまま
私を見下ろす。
「り、りり律樹さん…?!」
「ククッ……かーわい。」
(〜〜〜?!?)
先ほどとは大違いなほど
甘くて悪戯っ子のような彼に
私は困惑しながらもドキドキ…。
ほ、本当に一体これはどうなって…?!
「り、律樹とりあえず離して…!!」
「却下。
…今日も明日も、俺の好きにする。」
誕生日なんだから、いいだろ?
なんて
ニヤッと笑いながら
私を見下ろす彼に
私の体温は
一気に急上昇。