俺様な狼上司に迫られて!
「ん…律、樹……!」
「…ん…。」
何度も何度も
気が済むまで彼からキスの嵐を受けると
彼が離れた頃には
私はもう力が上手く入らず。
「な、何すんの…!」
「何って…サユリが抵抗するからだろ。」
と悪びれもせず
少々伏し目がちに口角を上げて
私にそう言う律樹。
…お風呂上がりで上気した頬と
その表情が 実に色っぽくて
私は状況に合わず
ドキッとした。
「---あと少しで、俺の誕生日だな。」
律樹はそう言うと
まだ濡れた髪をそのままに
肩からタオルを下げて
そのまま私を抱き上げる。
(え、ちょっとどこに…!?)
思わぬ展開に
混乱する私を連れて
彼が向かった先は-----
-----ボスッ!
「っ…!?」
(------…え、ここ…。)
…寝室……?