俺様な狼上司に迫られて!
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「あ!やっほー!1ヶ月ぶりです
神崎夫妻〜!」
「--------。」
「--------。」
あのレストランに到着して
店内に入ると同時に
先ほどまでの甘い雰囲気は何処へ---。
律樹の背後から
黒いオーラがムンムンと…。
「……んで…
なんっっっでお前がいんだよタイガ!!」
-----なんと
店内に入るや否や
予約していた席に
先に座っていたのは、おーちゃん。
ニコニコと相変わらずな笑みを浮かべたまま
「まぁまぁ、落ち着いて?♡」
と可愛い口調で私達を見る彼。
「いらっしゃい、よく来たね2人とも〜。」
「っ、よく来たじゃないっすよ!
何でこいつも一緒なんですか!!」
こちらに寄ってきた店長こと
叔父様も、優しい笑みを浮かべながら
まぁまぁ、と律樹の肩に手を置く。
「タイガくんとすっかり仲良くなっちゃってさぁ、
律樹の親友で サユリさんの幼馴染なんだろ?」
ならイイかな〜と思ってさ!
とケラケラ笑いながらそう言う叔父様に
律樹は顔をしかめつつ
はぁ…とため息を吐く。
さすが人たらしと呼ばれる大津虎…。
「…で、何食べます?
ダーリン?ハニー?♡」
「ッ〜〜〜 ダーリンじゃ……!」
ねぇわボケェェエエエ!!
…と
店内に律樹の声が響き渡った。