俺様な狼上司に迫られて!





「え?!な、何で?!何で部長が?!」





隣で布団をかぶっている部長を見て

私は プチパニック。



そんな私を見て部長は
耳を塞ぎながら

チッ…と舌打ちをして体を起こす。





「うるせぇな…
お前、昨日のこと覚えてねぇのか?」

「は…昨日の、こと…?」







たくさん飲まされて
ベロンベロンになった私を

優しい部長が一緒にタクシーで送り届け…





(…られてない。
私 送り届けられてないよ。)




だって っていうことはここ…






「ここ、部長の…家…ですか?」

「そうだ。覚えてんじゃねェか。」






-----やっぱり部長の家じゃないすかぁぁあ!!!







「覚えてないですよ!!
何で私ここにいるんですか?!
何で一緒に寝てるんですか?!」





呑気にあくびをしながら
ベッドから体を起こし
横目で私を見る部長に尋ねる。


え…ていうか、え?






-------部長、上裸。






その美しい容姿で
引き締まった筋肉が…

あらヤダもう〜
部長ったら 色っぽいんだからぁ…






-----じゃねぇよ。






(………。)





自分の体に
反射的に視線を移せば

そこには---肌と、下着。






「-----わぁぁあああ?!?!」

「っ、今度は何だ!?」





明らかに不機嫌そうに
また眉を寄せながら私を見る部長。


いや、だってだって…!!






「な、何で私…下着なんですか?!」






もう私の頭は大パニック。


嘘でしょ? え、え?!


昨日の夜私一体
部長と…何しちゃったわけ?!?!






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