俺様な狼上司に迫られて!
…部長の声が
2人だけの空間に 響く。
「……はい。」
私は
ただそう一言、返事をするのが精一杯で。
ちゃんと部長の目を見て
震える声で 答えた。
その声をはっきり聞いた部長は
少し目を見開きながらも
その熱っぽい視線を私に向けながら
少しだけ 目を潤ませた。
「…ったく…、気づくの遅ぇんだよ。」
そう私に言う彼だけど
嬉しそうに微笑んで、目を細める。
そして私を再び抱き寄せて
どちらからともなく
ゆっくり 唇を寄せた。