約束〜先生、好きでいます〜
中に入ると更に懐かしさを感じさせる。
知っている先生が数人と知らない先生が数人いた。
知っている先生と言っても、個別指導の塾だから
顔見知りっていう先生がほとんどかなぁ。
「光ちゃん、一段と可愛くなったねっ」
「いえ、高橋先生も相変わらずお綺麗で
やっぱり私の憧れの先生です!」
「あら、ありがとう
結城先生! 光ちゃん来ましたよ!」
「はい、今行きます」
奥の方から結城先生が歩いてくる。
「久しぶり、光」
先生が微笑んで言ってくれる。
変わらない笑顔がそこにはあった。
大学生になってからもlineでたまに連絡はとってたけど、会うのは2年ぶり。
「あの結城先生、塾長さんはまだ居られるんですか?」
「あぁ、前の塾長さん辞めちゃったよ
今は俺が塾長」
「えっ、そうなんですか」
以外な言葉にびっくりした、そっか結城先生若いのに塾長になったんだ。