約束〜先生、好きでいます〜
ダメダメな成績
「ただいま…」
部活が終わり家に着くと夜7時。
私の部活は合唱部で運動部ほど大変ではないけど…
馬鹿な私には部活と勉強の両立は難しい。
ようやく2学期のテストから解放されたのはいいが
テストの点数があまりにも悲惨だった。
テストの成績表、いつお母さんにいつ見せようかな…。
「おかえり、今日のご飯ハンバーグよ」
お母さんが今日のご飯を教えてくれる、私の好きなハンバーグだ。
「やった!」
とりあえず、テストのことはまた後で話そう…
と思ってたが。
「光、テストの成績表返ってきた?」
「えっと…」
まさかのお母さんの言葉、後で見せようと思ってたのに…。
「食べ終わったら見せまーす…」
「その様子じゃ酷かったみたいね」
「あはは…」
「食べ終わったらゆっくり聞かせてもらいます」
「はい…」
お母さん、その笑顔何か恐いよ…。