終わりのない孤独
私はたまに家に帰してもらえる。

家にはいつも違う男がいる。

数少ない母との時間。

私はとても寂しいけど。

母はとても嬉しそう。

それならそれで構わない。

私は母に捨てられるかも知れない。

だから母の行動全てに納得した。

いつだって母の理解者でいるために。

母に捨てられないために。

私は夜になると邪魔者で。

寝室の片隅で耳を塞ぐ。

男は面白がって見せつける。

母と男の性行為。

見慣れたものだと我慢する私。
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