私の周りの馬鹿な奴らの物語
「のれ。」


ねぇ、ほんとにコイツばかなの?
ほんとにまさかやるなんて、いっつもだるそうなのに。こーゆときだけやる気出しちゃって。


イミワカンナイ。この言葉につきるよ。


『やだ。乗り切らないし。』


「はいつくばってのれ。」


コイツ……。


『...殺す。あたし帰る。』


イラつく。なにがはいつくばって乗れよ。
あんたがあたしに、はいつくばってのってくださいと頼めよ!



「ったく!かほ!」


『...きゃっ!』


急に体がうきあがった。
あたしいま修也にお姫様抱っこされてる。
こんな奴にされるなんて!


「わがまま」


『修也だけには言われたくない。』


そしてあたしは強制的にバイクにのせられた。



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