私の周りの馬鹿な奴らの物語
『あんま、とばさないでよ?すべったらあたしやだもん』


「今日は天気がいいから大丈夫だ。」


その言葉を聞いて少しはホッとする。
だけど、不安が消えない。''もしも''でも''もしも''の事があったらいやなんだ。



「行くぞ。ちゃんとつかまっとけよ?」



コイツ……顔は見えないけど楽しんでる。
あたしがこんなに考えているのに。


『はぁ...わかった』


修也がおうかなんか言っていたけどその声はバイクの声にかき消された。


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