私の周りの馬鹿な奴らの物語
走り出した時はすこしビックリしたけど
目を開けたら寒いけど風が心地いい。
バイクは早いけど、やっぱし修也もスピードを落としているのかあたしは安全。


『...寒いね。』


「あぁん?なんかゆったか?」


今のボソッの声が聞こえるとかあんたどんだけ耳がいいのよ。


そういや、よくあたしと葵の会話もきいているな。


地獄耳が原因か...。そう思うと全部コイツに聞かれてそうで急に鳥肌が立ち出した。
今度からは周りを見渡そう。


『ねぇ、修也...。』


「あん?」


『とっても気持ちいい。』


「だろ?」


『うん。』


寒いけど、また乗せてくれるかな?
ま、乗せてくれなくても無理やり乗るけどね。


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