私の周りの馬鹿な奴らの物語
「ほらバック。さっ、帰るよ?手だして?」


葵はあたしと自分の席に行ってバックを持ってあたしに渡して、バックを持ってない手をあたしに出してきた。


これ、……


《こうしていれば繋がってるでしょ?》


葵……覚えて、いたんだ。


『うん!帰ろ!あ、この間約束したテレビみようよー!』


あたしはギュッと葵の手を繋いだ。
あたしたちにはそっとなんて似合わない。
離れないよに、話さないように、ギュッと



「それいいねー!ならかほの家いこっか!」


『うん!』


あたし達は気にせず教室を出た。


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