私の周りの馬鹿な奴らの物語
あたしは自分のことを可愛くないと思っていない。
はっきりいってとっても可愛い部類に入る。


自分のことを知っているからこそできる技。上目ずかい。


「ぅ、う……わかった」


『やったー!』


さすがあたしの容姿。ぱっちりした目に背中の真ん中ぐらいまであるサラサラした黒髪。肌も白くてほっぺはいつも赤い。


「もぉ、しょうがないんだから。」


葵はいつもなんだかんだ言いながらあたしのそばにいてくれている。それだけであたしはうれしい。



『うふふ。ありがとう!』


あたしは色んな意味で葵にお礼を言った。
あたしいざとゆう時になかなか素直になれないから。きずかなくてもいい。これはあたしの自己満足だから。


「なに女同士でイチャイチャしてんだよ。……キメェ」


今まで黙っていた修也があたし達に喋りかけてきた。
この白い髪引っ張ってあげようか?



『あんたとイチャイチャするより100倍ましだもんね』



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