飲食店の店長日記
1989年(昭和64年)1月7日午前6時33分、天皇崩御。


もうすぐ開店します。



そんな、瞬間だったと思います。 
社員は、自分一人だったのですが、
偉いさんが飛んできて、
 



今すぐビルの屋上に行け!








そこには、多くの社員が集まって、
日の丸と会社の旗を半旗にしました。

で、喪章が配られたのでした。


何がなんだかわからなかったのですが、
やがて飲み込めました。







昭和の終わり。










報道では、随分悪いということでしたが、 
あの、時間はホントに時間が止まりました。





号外とかがでて、読み漁った記憶があります。
その日は、サンテレビ以外はすべて特集でした。
その時分でしたから、けっこう興味深く
見ました。
それからですね。
昭和の時代を知ったのは(^-^;)


と、同時に日本人を自覚しました。



不安となんというのか、なんか
思いもしない感情が生まれた
瞬間でした。
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