私を呼んだ。
伊藤凛子。25歳。
3年前公務員試験を見事合格。
市役所勤め3年目の社会人です。
そんな私がなぜか、
現役高校生に愛の告白をされてしまっているのです…
「…へ?私…?」
「はい。俺は伊藤凛子さんが好きです。」
「ちょ、ちょっとまって!!なんで私…?てゆうかあなた…誰?」
「松井翼。18歳です。」
「(じゅ…18!?
それじゃぁ私の…7個下…?!
え、えぇぇ!?)」
「俺は7年前からあなたのことが好きです。
約束をかなえにきました。」
「…約束…?」
「はい。7年後、俺はあなたを迎えに行くと、
7年前約束しました。」
「(え、まじで誰この子…7年前…こんな子見た
かしら…?)」
「あ!と、とにかく!
私ちょっと会社戻んなきゃ!
いくね!
…それと、ごめんなさい、
私あなたのこと覚えてないかも!
ごめんね!それじゃあ!」
タタタッ……
「…やっと、見つけた…。凛子さん…。」