私を呼んだ。
…な、なんなの、なんだったの!?
なに??あのイケメン高校生は!!
いきなり私のこと好きって…
7年前ってなに…?
私…あの子に会ったことあるの…?
凛子は早足で会社へ行く途中
後ろからヒールの駆ける音が聞こえてきた。
「りーーーん!!!!」
…この声は
「さーとーみー!!!!」
「「おはよーーーー!!!!」」
朝から元気にハイタッチをした彼女は
私の高校生からの親友、
信条里美。
里美は高校、大学、会社まで同じの私の数少ない友人だ。
「ってか!!私見ちゃったんだけど!!なに!?あのイケメン君は!!!!」
「あー…見られちゃいましたか…。」
「りんの知り合い??」
「ううん!!!!全然!!!!」
里美はあの少年と私がいるところを見ただけで、話の内容は聞いていなかったらしい。
「じ、実は…」