私を呼んだ。


…な、なんなの、なんだったの!?

なに??あのイケメン高校生は!!

いきなり私のこと好きって…

7年前ってなに…?

私…あの子に会ったことあるの…?




凛子は早足で会社へ行く途中

後ろからヒールの駆ける音が聞こえてきた。


「りーーーん!!!!」

…この声は

「さーとーみー!!!!」

「「おはよーーーー!!!!」」

朝から元気にハイタッチをした彼女は

私の高校生からの親友、

信条里美。

里美は高校、大学、会社まで同じの私の数少ない友人だ。

「ってか!!私見ちゃったんだけど!!なに!?あのイケメン君は!!!!」

「あー…見られちゃいましたか…。」

「りんの知り合い??」

「ううん!!!!全然!!!!」

里美はあの少年と私がいるところを見ただけで、話の内容は聞いていなかったらしい。

「じ、実は…」
< 3 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop