私を呼んだ。


‥‥‥‥‥‥

「え!?こ、コクられた!?」

「シーーーっ!!」

休憩室で声を大きくする里美の口を塞ぎ話を続けた。


「なんか、7年前から好きですとか、7年前あなたを迎えに行くって約束したとか…正直よくわからなかったんだけど…」

「…けど?」


「……なんだろう…確かにどこかで聞いたフレーズだなぁーと思って…」

「あなたを迎えにいくよ…とかドラマとか映画でありがちじゃーん。テレビかなんかで聞いたんだよきっと!」

「そうかなぁー…」


里美にそう言われるとそうなのかもしれない気がしてきた。

おきまり朝の女子トークをしていると、


コンコンッ


「女子トーク終わった??」

「かっ加藤さん!!」

「ハハッ、いつも同じ反応だな、伊藤は。」

「あ、すいません!女子トーク終了しました!!」

「えー、私は終わったつもりないんですけどぉー!」

「うるさい!!」

「ハハハッほんと仲いいなお前ら、元気が良くてよろしい!今日も元気に頑張ってくれ!!」

「はいぃ!!!!」

私は敬礼のポーズで返事をして里美の腕を引っ張って休憩室を出た。

「もぉー、ほんと好きねぇ、りんは、加藤さんのこと!」

「シーーーっ!!もぉーーーー!!里美!声が大きい!!!!」
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